桃の品種紹介



ちよひめ 収穫期:6月最下旬〜7月初旬
「高陽白桃」と「さおとめ」を交配して、昭和63年に品種登録された桃です。
果重は180g前後。糖度は11〜12度で極早生種としては甘い品種です。

みさか白鳳(みさかはくほう) 収穫期:7月中旬
「白鳳」の枝変わりとして発見され、平成元年に品種登録された桃です。
果重は280g前後。糖度は12〜13度、果肉は柔らかく、酸味は少ない食味の良い品種です。

白鳳(はくほう) 収穫期:7月下旬〜8月初旬
「白桃」と「橘早生」を交配して、昭和7年に発表された桃です。
果重は300g前後。糖度は12〜13度で、果汁が非常に多く、果肉の柔らかいジューシーな品種です。
日本の桃生産量2位の品種です。

あかつき 収穫期:7月下旬〜8月初旬
「白桃」と「白鳳」を交配して、昭和54年に品種登録された桃です。
果重は280g前後。糖度は13度前後で、酸味の少ない品種です。
日本の桃の生産量の2割がこの品種と言われ、生産量の最も多い品種です。

山根白桃(やまねはくとう) 収穫期:8月中旬
来歴は不明です。山梨県山梨市山根で発見されたという説が有力ですが、諸説あるようです。
果重は300g前後。糖度は12〜13度くらいで、果肉はやや硬めで酸味がややあります。
「愛知白桃」「昭和白桃」は別名の同じ品種です。

川中島白桃(かわなかじまはくとう) 収穫期:8月中旬〜下旬

長野県の川中島地区で発見され、昭和52年に命名された桃です。
果重は300〜350g位。糖度13〜14度ととても甘く、酸味は少な目です。果肉は固め。
収穫直後は硬く、甘みもあまり感じられませんが、3〜5日追熟させることで、甘みが強く果汁が多くなります。
日本の桃生産量3位の品種です。

黄貴妃(おうきひ) 収穫期:8月最下旬〜9月上旬

「ゆうぞら」の枝変わりとして発見され、平成9年に品種登録された桃です。
果重は300〜350g位。糖度13度前後で、酸味はほとんどない甘い桃です。
果肉が綺麗な黄色になる数少ない品種です。
収穫直後は非常に硬く、甘みもあまり感じられませんが、5〜7日追熟させることで、甘みが強く果汁が多くなります。
完熟すると桃とマンゴーをミックスしたような、独特の風味がします。

西王母(せいおうぼ) 収穫期:9月上旬〜中旬

「川中島白桃」と「ゆうぞら」を交配して、平成16年に品種登録された桃です。
果重は500g前後の超大玉品種。糖度14度前後と非常に甘く、酸味も少しあり、食味は非常に良いです。
収穫直後は非常に硬く、甘みもあまり感じられませんが、5〜7日追熟させることで、甘みが強く果汁が多くなります。